ガンのはなし
日本人の死因のトップはガン。ガンの中でも胃ガンは肺ガンとならんで1位をあらそっています。
でも胃ガンは医療技術の進歩によって、早期に発見し、早期に治療できれば、ほとんど助かることができる病気になりました。


●体内のどこでも増殖するガン細胞
ガン細胞は、正常な細胞が細胞中の遺伝子に異常が起こることによってガン化したものです。
正常な細胞は、それぞれ個体にとって必要な機能を分担し、周囲の別の細胞と調和をとりながら集団生活をしています。ガン細胞になると、増殖をくいとめることができず、周囲との調和がとれなくなって、正常な細胞にも損害をあたえることになります。
たとえば、胃の細胞がガンになると、本来の仕事をしないだけでなく、自分の周囲の正常な胃の細胞を押しのけてどんどんふえ、その結果ガン細胞が胃を占領して正常な胃の働きをできなくしてしまいます。
ある細胞に発生したガンは、血液やリンパ液の流れにのって、ほかの臓器に流れていきます。ガン細胞は、どこへいっても自分に都合のよい環境をつくって増殖します。これを転移といい、この性質がわたくしたちを死に至らしめるのです。
●たばこと食べ物への注意を徹底すれば、かなりガンは予防できる
発ガンに関係があると考えられているのは、食品添加物を含めた食べ物、たばこやアルコールなどの嗜好品、大気汚染などの環境要因、特定の職業や感染症などです。
これらの要因をなるべく遠ざけることがガン予防の第一歩になります。たばこをやめ食べ物への注意を徹底すれば、かなりのガンは予防できます。
●早期発見・早期治療の胃ガンは、ほとんど治療が可能
胃がんの場合、その発生から検査で“ガン”と診断できる1センチほどの大きさになるまで、およそ15〜20年かかるといわれています。このガンがさらに増殖して10センチ大のガンになるまで、また数年はかかります。したがって、ガンの発生からガンが死の直接の原困となるまでには、おそらく20〜30年くらいかかることになります。早期の胃ガンは、自覚症状がありませんから、その発見は検診に委ねられます。検診によって胃ガンが2センチ以下の状態で発見できればほとんどの場合治療が可能です。それだけに早期発見が強く叫ばれているのです。検診とは違いますが、自分の具合の悪いところを、まよわずに早く診てもらうというのも大切です。胃の具合が悪い、肺の具合が悪いと感じる人は、その部位にガンが後年発生することが考えられるからです。
★ガンを防ぐための13カ条★
| @偏食をしないでバランスのとれた栄養をとる A同じ食品を繰り返して食べない B食べ過ぎない C深酒はしない Dたばこは吸わない E適量のビタミンA・C・Eと多くの繊維質をとる F塩辛いものを多量に食べない Gあまり熱いものはとらない Hひどくこげた部分は食べない Iカビの生えたものは食べない Jあまり強い日光にあたらない K過労を避ける Lからだを清潔に保つ |